書評

【ライティング】バナナの魅力を100文字で伝えてください 柿内尚文著

今回は柿内尚文著バナナの魅力を100文字で伝えてくださいです

 本書では誰でも身につく36の伝わる法則が紹介されています。編集者の方が書かれた本で編集者視点で「伝わる」のテクニックがわかる本です。表紙に地味な方法と書いてありましたが、私は大切なことほど地味だと思っています。ブログをやり始めた私からしたら目からうろこな内容でした。文章を書くことは人生で避けて通れませんので、幅広い方に読んでいただける内容かなと思います

意見に関する記事はこちらから。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。

ポイント

  1. ファクト・メンタルを分ける
  2. プレゼンでは間を取ることが大切
  3. 誘ったデート、ほぼ断られない誘い方とは

バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則 [ 柿内 尚文 ]

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ファクト・メンタルを分ける

ファクト→事実、メンタル→感情ですがキャッチコピーを因数分解すると実はこの2つに分けられます。例えば吉野家は「うまい、やすい、はやい」ですが、「うまい(感情)、やすい(事実)、はやい(事実)」と分けられます。このようにファクトとメンタルの掛け算をすると響くようなコピーができるそうです。我々消費者は知らず知らずのうちにこのようなコピーライティングの手口に引っかかっていたのですね(笑)

 私がこの内容で思い出すのが本書と関係ないですがひろゆきさんの名言でした。「それってあなたの感想ですよね?」というやつです。ビジネスでも客観的なのか主観的なのかはっきりさせた方が仕事出来る人に見えたりします

プレゼンでは間を取ることが大切

 怪談では間の取り方が重要です。早口の怪談を想像してほしいのですが、まったく怖くないと思います。相手にビジュアライズ化させる間が必要なんだと思います。普通は沈黙=気まずいと思われがちですが、戦略的な間の取り方は価値あるなと感じました

 間と言えば、スティーブ・ジョブズのプレゼンを思い出しました。登場→拍手→2秒くらい観衆を見渡す(間)→スタートという流れ。これも一種の間ではないのかなと思いました。ただ間の取り方も工夫しないとダラダラしたプレゼンに聞こえてしまいますので練習が必要です

 ちなみに別書の内容ですがプレゼンと言えば声の大きさを改善するだけで7割くらいの方が上達するそうです。間の取り方も重要ですが、ぼそぼそと自信なさげに聞こえるプレゼンは聞くに耐えないですよね。スライドばかりに力を入れるのではなくて自分の声にも着目してみましょう

誘ったデート、ほぼ断られない誘い方とは

 本書はコラム的な内容も多くて面白いです。その中で断られないデートの誘い方というのがありました。それは「相手にメリットがあるように誘う」です。私のような非モテからすると自分の欲求ばかりを考えているなと感じました

 これはビジネスや交渉の場でも当てはまるなと思います。自分の手札のカードを選んで相手にwin-winとなるように交渉する。伝わる=理解されるということを肝に銘じたほうが良いそうです。異性心理に関する記事はこちらから

 本書タイトルは「バナナの魅力を100文字で伝えてください」です。本屋さんで並んでる時もその異様なタイトルについ手を取ってしまいました。皆さんならどのように伝えますか?著者の回答が知りたければ是非本書を読んでみてください。それでは。

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