書評

【ビジネス】最後に「ありがとう」と言えたなら 大森あきこ著 ポイント3選

 今回は大森あきこ著の最後に「ありがとう」と言えたなら

今日が最後の日なら、今日やろうとしていることは本当にやりたいことか?」聞いたことがある人も多いと思う言葉です。

 私が終わりを思い描くということをした時、葬儀について全く知らないのでこの本を読んでみました。恥かしながら納棺師という職業があることも知りませんでした

 本書は納棺師の著者による実話に基づいた珠玉のエピソードです。「小さな子供の納棺は何度経験しても心が痛くなる」そりゃそうでしょ!って思いましたけど、それを経験してない私が本を通じて感じることが出来るのは素晴らしい体験だと思いました

生き方に関する記事はこちらから。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。

なるほどポイント

  1. 「湯灌はやってよかった」という遺族が多い、その訳とは
  2. 納棺師が仕事の大切さと大変さを同時に感じる季節は○
  3. これが出来たら1人前の納棺師の練習方法

最後に「ありがとう」と言えたなら [ 大森 あきこ ]

価格:1,485円
(2022/3/6 09:45時点)
感想(1件)

「湯灌はやってよかった」という遺族が多い、その訳とは

 湯灌は納棺の前に遺族で洗ってあげる昔ながらの弔い方法のようです。私のおばあちゃんも「昔はお風呂で洗ったんだよね」と言っていました。

 本書でも今では湯灌をやる方は少ないが、やった遺族は「やってよかった」と口を揃えるそうです。最後にお風呂で洗てあげるって日本っぽくて良いですよね。私も大切な家族の納棺前は湯灌を検討したいなと思いました。

納棺師が仕事の大切さと大変さを同時に感じる季節は○

 これは凄い意外というかお仕事の風景を見たことないので想像できなかったのですが、だそうです。仕事柄スーツならそりゃあ暑いですよね、力仕事も多いみたいですし。

 そんな時期を大変と思うだけじゃなくて、大切だと感じるのはプロ意識高いなと感心しました。私も日々の業務で多忙な時は「いや、無理だから!」って心の中で叫んでます。ただ自分がやっていることは「自分がやりたい社会貢献なんだ」と考えて冷静になるようにしてます。

これが出来たら1人前の納棺師の練習方法

 納棺師は服を着替えさせるのですが、これが大変だそうです。介護の苦労と似てるのかなと思いましたが、体から体液が出やすくなっているので力任せもダメなんです。

 著者が新人の時に先輩から言われた練習方法が「寝ている人を起こさないように服を着替えさせる」です。ユニークな練習ですよね、旦那さんが寝ている時に練習したそうです。

 最後に、納棺師のメインにの仕事は「化粧」だそうです。亡くなっている方は腐敗しないようにドライアイスで冷やして、血の通っていない顔をおしろいで生き生きとさせる。しかし遺族からの注文は多いようで、それに答えられる化粧が出来るようになると一人前の納棺師のようです。それでは。

最後に「ありがとう」と言えたなら [ 大森 あきこ ]

価格:1,485円
(2022/3/6 09:45時点)
感想(1件)