今回は田中雅也著の100年企業の「知恵」から学ぶ“絶対に潰れない”法則 全850社4000人を超える長寿企業と共に歩む『チエノワ』の経営戦略です
本書にはプロサッカー選手を本気で目指した著者が起業して成功するまでの苦難の道のりが紹介されています。企業を目指している方にはいい刺激になるんじゃないかと思います。ぜひ読んでみてください。
その他の記事はこちらから。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。
なるほどポイント
- 内見に早く着いたおかげでつながった縁
- 印鑑の管理の甘さから招いた資金トラブルとは
- 長寿企業の特徴3選
100年企業の「知恵」から学ぶ“絶対に潰れない”法則 全850社4000人を超える長寿企業と共に歩む『チエノワ』の経営戦略 [ 田中雅也 ] 価格:1,650円 |
内見に早く着いたおかげでつながった縁
著者が起業した当時のオフィス内見時の話だそうです。少し早く癖で着いてしまったそうで、近所の見知らぬ女性と話をしたそうです。私はコミュ障なので近所の人と話なんてしないから、その時点で凄いなと思いました。
まさかの女性がオーナー婦人だっとという(笑)そこで気に入られて色々と優遇してもらったそうです。どこで縁が繋がるかわかりませんね。人を動かすに書いてありそうなエピソードでした(笑)
印鑑の管理の甘さから招いた資金トラブルとは
著者は創業から資金トラブルに何度も悩まされてきました。その1つに印鑑絡みでのトラブルがあります。私のような雇われ社員の身だと契約という言葉にそこまで重きを置かないですが、経営者は違います。
契約書に印鑑を押されているものは絶対なので、どんな理不尽なことが書かれていてもそれが正義。当時、印鑑を勝手に使われてしまい、身に覚えのない契約を結ばれていたそうです。そんなことって実際あるんですね。
ただダメだと思ってた銀行が融資してくれたりと資金ショートせずに済んだそうです。色々な人の助けがあって乗り越えられたそうです。
長寿企業の特徴3選
- 信用第一
- 身の丈に合った経営
- 謙虚
あまり事業を拡大しすぎないというのが意外でしたね。どんどん大きくしていくものだと思っていましたので。身のために合わなくなると自滅してしまうということかなと思います。
また次世代に「やりなさい」とほぼ言わないそうですね。そして継がせるにしても一度外を経験させる企業が多いそうです。絵に描いたような御曹司に偉そうにされても、社員はついていきたいと思いませんからね。
最後に「仕入れは高く、安く売れ」という企業があるそうです。昔ながらの日本企業の良さが滲み出てて良いなと感じました。それでは。
100年企業の「知恵」から学ぶ“絶対に潰れない”法則 全850社4000人を超える長寿企業と共に歩む『チエノワ』の経営戦略 [ 田中雅也 ] 価格:1,650円 |