書評

【ビジネス】仕事と勉強を両立させる時間術 わたわたによる解説 ポイント3選

今回は佐藤孝之著の仕事と勉強を両立させる時間術です

 著者は早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系銀行に就職。職場における資格の強さを実感し、米国公認会計士資格の取得を目指します。働きながら勉強を開始し、1年で米国公認会計士試験に合格しました。その後、米国の大手会計事務所に就職し、渡米。帰国後を視野に入れて、米国在住のまま司法試験の受験勉強を開始。2年間の独学で、帰国後に一発合格、弁護士となります

 上記のようなマッチョな経歴を持つ著者のノウハウが本書に詰まっています。社会人だけでなく幅広い層に読んで頂ける内容です。個人的に黄色い蛍光色の本は珍しくて印象に残りました。私は見やすいなと思いましたが、賛否は分かれそうです

関連する記事はこちらからどうぞ。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。

なるほどポイント

  1. タスクは何のために?いつまでに?を明確化
  2. 情報収集は経験と時間が必要
  3. 勉強はyoutube,暗記はアプリを活用

タスクは何のために?いつまでに?を明確化

 あなたが会社員であれば上司から仕事を任されることがありますよね。それに対してなんとなく受けているとあなたは無能ビジネスパーソンの烙印を押されてしまう可能性が高いです

 著者が言うように「いつまでに」「なんのために」の2点を明確化することによってタスクの優先順位をハッキリさせることができると思います。そうすれば後々上司から進捗を聞かれて焦ることが少なくなります

 本書は数ある時間術の中でもツールを駆使するというより根っこにある考え方から教えてくれます。本書を読めば当たり前でしょという内容が多いですが、実際に出来ている人は少ないと思います

情報収集は経験と時間が必要

 以前と比べてネット社会になり情報収集が簡単になりました。情報収集するのはもはや当たり前となり、しない人は無能な人とされます。しかしただ情報収集すれば良いという訳ではありません

 著者は情報収集には「経験」「時間」が必要と言います。たしかに検索先の情報が正しいかどうかも判断する必要もあるし、必要な情報を組み合わせる必要もある。ここでは安易に情報収集しにいかないと覚えておいてください

 本書を読むと分かりますが、著者はクセ強めです(笑)やることはやる、必要ないことはやらないと気持ちいいくらいです。著者の習慣化のやり方として「○○の一番最初にこれをやる」と紹介されていました。○○には起きてから、出社してから、帰宅してからなど皆さんの日々のルーティンに当てはめて考えてみてください

勉強はyoutube,暗記はアプリを活用

 皆さんは普段どのように勉強していますか?私が受験の時、国試の勉強をしている時、机に向かって紙の参考書を使っていました。著者はこの真逆で「youtube」「ネット」「アプリ」をフル活用しているようです

 私もyoutubeはインプットに利用していますが暗記用にアプリを使ったことはありません。まぁ私はアプリを使って暗記するような勉強してないんですけど(笑)資格勉強等で暗記が必要な方はアプリを使ってみてください。おすすめのアプリは本書に紹介されていましたので読んでみてください

 本書では「失敗で凹んでいる暇があったら反省しろ」というマッチョな教えがあります。なかなか厳しい教えですが、我々は失敗をすぐに忘れてしまうためまた同じ失敗を繰り返してしまうそうです。なので反省して再発防止策を考えて行動に繋げる必要があるということです

 いかがでしたでしょうか。著者は経歴や文章を読む限り「秀才の努力家の人」だと思います。天才を目指せない我々の理想の姿なのではないでしょうか。本書はノウハウやツール以前に必要な考え方の土台を教えてくれる良本です。気になった方は是非読んでみてください。それでは。