書評

【ビジネス】池上彰の行動経済学入門 シンパパ薬剤師わたわたによる解説 ポイント3選

 今回は池上彰の行動経済学入門 働く君に伝えたい「本物の教養」です

 本書では「伝える力」で有名な著者が行動経済学についてわかりやすく解説されています。心理学でよく使われる効果についての理解が深まります

 関連する記事はこちらからどうぞ。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。

なるほどポイント

  1. 明日野郎は馬鹿野郎は現在バイアスが働いてるから
  2. 余裕がある時は「リスク回避」、余裕がない時は「リスク志向」
  3. 義務化するより、自由にして条件化する方がオススメ

池上彰の行動経済学入門 (働く君に伝えたい「本物の教養」) [ 池上彰 ]

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感想(2件)

明日野郎は馬鹿野郎は現在バイアスが働いてるから

 将来よりも今を優先してしまうのが現在バイアス。明日テストだけど部屋の掃除し出したり、マンガ読んだりしてしまうのもこれが影響してます。レジが2つあって最初に並んだ方から動けない心理もこれだと思います

 またUFOキャッチャーにお金をつぎ込んでいる人をよく見ますが、これは「サンクコスト効果」が働いています。これは「2000円も入れたのに今更やめられない」という心理になるためですね。ちなみにUFOキャッチャーで散財している人を観察するのが割と好きだったりします

 脱線しますがUFOキャッチャーの攻略方法って「店員をいかに使う」かと思ってますね。これはわかっている人はわかると思います。今度記事にしてみます

余裕がある時は「リスク回避」、余裕がない時は「リスク志向」

 株などの投資やギャンブルをやっている人の心理状況はこれになります。私も暴落している時は「もっと落ちろ!ナンピンしてやる」みたいな思考になります。ただナンピンせずに買っとけば良かったなーみたいな結果になることが多いです

 またテレビショッピングで「返金保証」というのがあります。実際に返金する人はほとんどいないそうです。これは返品が面倒なのもありますが、「保有効果」が働くそうです。こういう心理効果が日常に散りばめられています

義務化するより、自由にして条件化する方がオススメ

 人は義務や強制をされるとやらないです。指示待ちの部下に仕事を積極的にやってもらうためには「役割を与える」とあります。これも自由にして条件化するということですよね

 社内の研修とかでも「受講してください」より「今月中に受講しないと自己負担になります」の方が受講率が上がるそうです

 行動経済学では言い回しの変化で相手に行動させるノウハウが沢山あります。読みやすい本ですのでぜひ読んでみてください。それでは。

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