書評

【自己啓発】スティーブ・ジョブズ名語録 心に火がつく101の言葉 桑原晃弥

今回は桑原晃弥著のスティーブ・ジョブズ名語録 心に火がつく101の言葉です

 ビジネス書をある程度読んでいる方でスティーブ・ジョブズの名前を聞いたことないという人は少ないと思います。彼の成功には彼の言葉に触発された仲間の存在が大きいと思います。本書では彼が放ったゴールドロジャーの言葉にも劣らない金言がエピソードと共に紹介されています

 ジョブズ氏について良く知らないという方は伝説のスタンフォード大学の卒業講演をyoutubeで観てみてください。きっとやる気がみなぎってくると思います

関連する記事はこちらからどうぞ。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。

なるほどポイント

  1. コンピューターを選んだのはやっている人がほとんどいなかったから
  2. 一生砂糖水を売るのか、それとも世界を変えたいですか
  3. 月曜日?冗談だろ、今夜中だよ(金曜日の夕方に)

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コンピューターを選んだのはやっている人がほとんどいなかったから

 ジョブズ氏と言えばアップルですが、最初から先見の明があってコンピューターを選んだ訳じゃないそうです。理由は明快でやっている人がほとんどいないブルーオーシャンだったからだそうです

 勿論、PCが重たい箱と言われていた時代から時代を作った才能はすごいと思います。でも我々にはそんな才能があるわけでもないし、プレゼン能力もないです。ではどうしたらいいのか?

 それは先ほども言ったブルーオーシャンを見つけることです。ブルーオーシャンと対になるのはレッドオーシャンになります。一時期流行った「せどり」ですが、すぐにレッドオーシャン化して稼げなくなりました。世の中にはせどりのように先行者利益しかとれずに撤退するような事業がほとんどです

 我々は情報過多で詐欺も多い世の中でブルーオーシャンを見つけてビジネスを開拓していかなければいけません。起業するのは簡単ですが、起業して成功するのは難しいです。一度、自分にとっての価値観をハッキリさせないといけないですね

一生砂糖水を売るのか、それとも世界を変えたいですか

 当時、ペプシで働いていたジョンスカリーを引き抜くときにジョブズ氏が言った決め台詞です。こんな事一度で良いから言われてみたいですね(笑)ジョンスカリー氏はペプシの社長でマーケティングに成功し、コカ・コーラからマーケットシェアを奪ったとされています

 その後ジョブズ氏は自分が引き抜いたジョンスカリー氏にアップルを解雇されました。解雇されてからピクサーなどを経て、ジョブズ氏はアップルに戻るわけです。これだけ聞くとジョンスカリー氏が相当悪い人に聞こえるかもしれません。しかしジョブズ氏も解雇されるだけあってモンスターだったそうです

 ジョブズ氏には逸話が色々あって、エレベーターでイライラしてる時に居合わせた社員を解雇するなどです。でも天才経営者あるあるじゃないかなと思いますね。Amazonのジェフベゾス氏などにもその手の逸話があるそうです

 

月曜日?冗談だろ、今夜中だよ(金曜日の夕方に)

 先程、ジョブズ氏の逸話についてお話ししました。ジョブズ氏は製品に対するこだわりがかなり強かったそうです。それはあくまでも顧客目線で最高のクオリティーを提供したいというクリエイター魂によるものでした

 ある日、ジョブズ氏の部下が金曜日の夕方に不具合を指摘されて月曜日に直しますと言ったそうです。そうしたら「月曜日?冗談だろ、今夜中だよ」と今の日本だと録音されたらアウトな発言をされたそうです

 その部下は要求通りに完成させて報告したそうです。そうしたら「レストランで報告を聞く」と言われてディナーを御馳走したのです。多少の無茶を要求するが、部下への労いの気持ちも忘れないジョブズ氏には多くの優秀な部下がいたのではないでしょうか。そして最強の組織が出来上がり、アップルの成功につながったと考えられます

 いかがでしたでしょうか。スティーブ・ジョブズ氏に触発されて起業を志す人も少なくないそうです。仕事に対して前向きになれないビジネスマンの方にも読んでいただける本かなと思います。気になった方は是非読んでみてください。それでは。

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