今回は棚田健大郎著の大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法です
本書は宅建などの資格試験にいくつも合格した著者があみ出した勉強方法の解説がされています。受験生から資格勉強されている方におすすめです。私も大学受験、薬剤師国家試験と勉強に明け暮れた時期があるので共感出来ました。
モチベーションに関する記事はこちらから。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。
なるほどポイント
- 紙1枚勉強法のルーツは落語から!?
- 語呂より効率的に覚えられる方法はメロディー
- 受験者がやりがちな不安を払拭するダメな行動
大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法 [ 棚田 健大郎 ] 価格:1,540円 |
紙1枚勉強法のルーツは落語から!?
著者の記憶方法のヒントは意外な落語だそうです。落語と言えば一人語りで物語を話すわけですから、記憶力が必要というわけですよね。そこに目をつけるのか!という驚きがありました。
具体的には落語の覚え方は記憶と復習のループです。これだけなんだそれだけかよ?と思われそうですが、「復習」を軽視してる人が多いです。私も先に進むことばかりで復習をする仕組みを作らなかったのが後悔ですね。
紙一枚勉強法では復習を可視化することにより、計画的に記憶していきます。結構シンプルで拍子抜けしましたが、復習自体を複雑化するとそれこそ行動できなくなりますからシンプルイズベストだと思いました。
語呂より効率的に覚えられる方法はメロディー
テスト勉強で語呂を考える人は少なからずいました。私は書いて覚える派だったので、語呂で覚えることはほぼなかったです。著者が使ったのは「メロディー」だそうです。初耳な記憶方法なのでワクワクしました。
例えば「きらきら星」のメロディーに合わせて覚えたい単語を並べる、これだけでシンプルですね。確かに最近のCMはこの手法をよく用いてますよね?動揺の替え歌だと認知的不協和もあって、脳が記憶してしまうのかもしれません。
また過去問の勉強方法では点ではなく面を攻めるとありました。これは私もやっていたので大共感でした。国家試験でも似たような周辺知識を出題することがほとんどでしたから。
受験者がやりがちな不安を払拭するダメな行動
試験が近づいてくると受験者がよくやってしまう行動が「参考書と問題集を買い漁る」。これ大学受験の時の私ですね(笑)高校の時に色々な問題集とか持って行きすぎて、机が重いから掃除の時間に誰も私の机を動かそうとしませんでした。それで担任がいじめかと勘違いする事件にまで発展しました(笑)
話が脱線しましたが、RPGで例えると「レベルを上げないで武器や防具を買い揃えようとしてる」ようなものです。そしてその武器や防具は装備できない、何故なら中途半端だから。不安になる=復習が足りていないと考えると良いかもしれません。
試験直前に買っていいのは予想問題集だけと著者は強く警鐘を鳴らします。その他にも試験当日の過ごし方など実践的な内容が多かったので、何かの勉強をされている方にはオススメの1冊です。それでは。
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