今回はちきりん著 自分の意見で生きていこう 「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップについてです
SNSが浸透した昨今だと情報発信は身近なものとなりました。しかしあなたがしている情報発信は「意見」と「反応」のどちらかか区別がつきますか?この本を読めば、そんな悩みが少し解決します
私は子供の頃は手を挙げて意見を言うのが苦手な子でした。なので書いてあることにすごく共感できました。皆さんの中にも自発的に主張するのが苦手な人がいると思います。そんな方におすすめの本ですので是非読んでみてください
その他の記事はこちらから。今回もなるほどポイントを3つ紹介します
なるほどポイント
- 正解がない問題が重要?
- 意見と反応を区別する基準とは
- 自分の意見を持つための練習方法
自分の意見で生きていこう 「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ [ ちきりん ] 価格:1,650円 |
正解がない問題が重要?
テストでは基本的に正解と呼べる回答があるので、それが当たり前の中で我々は育ちました。なので正解がない問題については違和感があります。専門家ですら正解が出せない時があります。私も授乳婦の方から薬を飲むべきですか?と聞かれると何が正解なのかと考えます
今話題のAIはこの正解のない問題に弱いです。AI=何でもできると思われがちですが実はそんなことないんです。AIは単純記憶にはめっぽう強いですが、国語などの読解はほとんどできません。つまりAIに使われない人材になるためには、正解のない問題に対して「意見」が言えるようになる必要があるということです
ちなみに新しいビジネスをやりたいという方がたくさんいると思います。そんな時にいわゆる正解を選ぶのではなく、一見すると不正解なビジネスを選ぶのも一手です。我々は正解ばかりに目が行きがちなので、非常識と考えられている方法の中にもチャンスがあるはずです
意見と反応を区別する基準とは
SNSのほとんどが反応です。何故なら意見を言うと炎上するリスクを伴うからです。反応は相手の意見に対して質問・否定しかしないので考える必要がないのです。しかし意見は賛成・反対のポジションを明確にする必要があり、考える必要があります
例えばツイッターのいいね、リツイート機能は反応でしかないです。意見を言うのであればリプライして私はこう思うと伝えましょう。今はリプライに関してスルーされることは少ないですから、いい練習になるかと思います
ツイッターと言えばわたわたはフォロワー5000人弱いますが、やったことは真似ばかりです。いいねをやたらと稼いでる人のツイートを真似したり、企画を真似したりです。5000人いって気付きましたが、無価値な5000人よりファン10人の方が価値があります
自分の意見を持つための練習方法
まずはテーマに対して自分が賛否のどちらかなのかを考えます。そしてその理由を出来るだけ明確に書き出します。この時に必ず「調べる」ようにしてください。些細な事でもしっかり調べて情報元も調べます
反応しかしない人ほど調べることを面倒くさがるそうです。確かに反応するだけならいいねボタンを押すだけだから楽ちんです。それで満足している人がわざわざ調べないですよね。そんな人は自分の好きなインフルエンサーの意見等に影響されて搾取されるのがオチでしょう
調べ終わったら最後に反論を10個くらい考えてセルフ突っ込みします。これで客観的に物事を見られますから、多角的な視点が身につきそうです。よくビジネスでも「本質はなにか?」と考えるべきというのがありますが、それに似ているかと思いました
いかがでしたでしょうか?これからは自分の意見を持っている人が重宝される社会となってくるはずです。それは自己中で孤立するという嫌われる勇気を履き違えた人になることではなく、win-winとなるための主張が出来る人材のこと。本書でその基礎を学んでもらい、意見を発信する力を鍛えていただければ幸いです。それでは。
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