書評

【ビジネス】99%はバイアス ひろゆき著 わたわた的ポイント3選

 今回はひろゆき著の99%はバイアスです

 著者は昨年大ブレークして本の出版も各社から出されました。その最も売れている本が「1%の努力」です。わたわたもこの本が一番好きで、最初に書評したのがこの本でした

 著者は公言している通り、執筆にはほとんど関わっていないそうです。たしかにひろゆき本を読むと文の印象が編集者ごとに違う印象を受けました。本書の編集者の文章はエッジが効いている印象で切れ味抜群なんです

 普段から著者の生配信を聞いている方からひろゆきって論破王だよな?って方まで幅広い層に読んでいただけるかと思います。興味を持っていただけたらyoutubeで著者の生配信を見ていただけると勉強になるかと思います

関連する記事はこちらからどうぞ。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。

なるほどポイント

  1. お店で冷やかしをせよ‼その理由とは?
  2. 最初の上司の影響はやはり強い
  3. 休みの日にやることがないと勿体ないと思うあなたへ

99%はバイアス [ ひろゆき ]

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(2023/1/17 20:01時点)
感想(6件)

お店で冷やかしをせよ‼その理由とは?

 近年では詐欺が横行しています。様々な詐欺がある中で我々が身につけなければいけないのは「断る力」です。日本人は押しに弱いというのは世界的に見ても有名で断るのが苦手な国民性があります

 皆さんも断るのって苦手じゃないですか?スーパーの試食、お試しの脱毛、美容院の物販…おすすめされるケースは少なくないと思います。最近は「返報性の法則」という何かされると返さないと悪い気になるという心理効果を悪用しているサービスも多く、断りにくいです

 著者からすると断る練習を普段していないのがそもそもの原因だそうです。例えばブランド品を試着して奇麗な店員さんにかっこつけて買います‼と言わずに「ちょっと考えます」と断るだけです。あえて練習しに行くのは気が引けるという方は実際に断る時の罪悪感を練習だと思えばいいと思います

 私は子供の七五三はCDのデータだけもらえればいいので、適当にキーホルダーとか頼んで後でCDを追加で購入します。その時に必ず写真を激押しされますが、しっかりと断りました。それ以降店員さんからは愛想が消えていますが、数万出してアルバムセットを隣で買わされている人を見ると冷静になれました。断る時に相手のことを考えすぎるのはやめればいいんじゃないかなと思います

最初の上司の影響はやはり強い

 社会人1年目にとって仕事の基準となるのは間違いなく最初の上司です。近年では上司ガチャと揶揄されるくらい配属以上に上司が誰なのかは重要です。著者曰く、最初の上司がどうしよもない上司だったら逃げるのはありとのこと

 私の経験で言うと上司ガチャは当たりでしたね。私がモンストを始めたときに坂本龍馬が出てリセマラ終了くらいの当たりでした。良かった点は私の意見を尊重してくれたこと、横柄な態度をとらなかったことなどが挙げられます

 その後に異動でパワハラ上司の部下となり、体調を崩してしまったこともありました。しかし最初の上司と比較して「こういう人が新人を潰すんだな」と反面教師にすることが出来ました。間違いなく最初の上司が私の中での基準になっていたことが功を奏した気がします

 またビジネス以外の場でも当てはまりますが「場違いな人になれ」と著者は強く主張します。同調圧力社会の日本人からすると「え!?」となりますよね。これは迷惑系ユーチューバーのようなことをしろということではないんです。成功に関する書籍でも「他人と違うことをせよ」と書いてあったりします

 私は「実力<<目立つ力」だと思っているので、昔から人と違うことをすることに抵抗はなかったです。最近の社内の学術大会でも他と違うことをして入賞しました。プレゼン自体は録音で用意する形式で周囲は学術発表っぽい「考察ですが…」と眠くなる感じでした。なので私はyoutube大学のあっちゃんのようにテンション高く収録し差別化しました。結果は内容は置いといて「面白い」「ユーチューバーみたいだね」と高評価だったんです(笑)他のプレゼンに比べると間違いなく場違いだったと思います。とりあえず人と違うことをして上手くいった経験を思い出してみてください。そんな経験をストックしておくと行動を変えやすくなるかなと思います

休みの日にやることがないと勿体ないと思うあなたへ

 世はまさに大自分磨き時代です‼youtubeでもモーニングルーティン動画が流行り、頑張っている姿を見せることに価値が見いだされるようになりました。以前ですと努力は人前でするものじゃないという日本人ならではの考え方が蔓延していました。学生の頃、テスト前に勉強していないアピールをしているけど点数高いクラスメイトがいたような覚えがあります

 ただ私もふと感じるようになったのが休日に充実感を求めすぎてしまうこと。例えば午前中に読書やブログもしないで子供とゲームに興じていると「何も成長していないな…」と感じたりします。皆さんも似たような経験ありませんか?

 著者からすると休日にまで効率を求めてしまうと生き辛くなってしまうとのことです。何も考えずに寝るだけの休日でも良いじゃないですか!ということです。そんなの勿体ない!と言われそうですが、人間ずっと走り続けることは出来ません。休憩をはさみながら頑張っていけば息切れすることなく目標に近づけるんだと思います

 いかがでしたでしょうか。今回は本書の内容のごく一部をご紹介したにすぎません。皆さんが普段抱えているバイアスという名の思い込みを本書で明らかにしてみてください。そうするともっと毎日が客観的に見えて楽しくなってくると思います。それでは。

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感想(6件)