今回は木下勝寿著の時間最短化、成果最大化の法則 1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズムについてです
著者は元リクルートで営業マンとして活躍してから独立。北海道の名産をネットショッピングという形で世に届けることなった第一人者です。そんな著者が営業マン時代~現在の経営者まででビジネスに役立つ効率ノウハウをまとめたのが本書になります
一般的なビジネス書は抽象的な表現が多く使われますが、本書では具体的にわかりやすく紹介されています。なので学生の方からビジネスマンの方まで幅広く読んでいただける本かなと思います
私も実際にピッパの法則など読み終わった後に取り入れたノウハウがいくつもありました。また本書には新人、中堅、ベテランとレベル別に知っておくべきノウハウがチャート式に紹介されています。もし時間がなく、全てを読めない方でもこれに沿えば素早くノウハウをインストールできるかと思います。至れり尽くせりですね
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なるほどポイント
- 記憶に頼らず、ツールで忘れる
- 人脈形成に有効なGOOD&NEWとは
- 成功者の真似でなく○○をインストールする
時間最短化、成果最大化の法則 1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム [ 木下 勝寿 ] 価格:1,760円 |
記憶に頼らず、ツールで忘れる
わたわたが本書のノウハウで最も有効と感じたのが「リマインダー」の使用です。これはスマホアプリであれば無料で使えますので今日から簡単に実践できます
1つだけ言わせてください!実際に私もto doアプリは入れていたのですが実際に習慣にはなってなかったんです(笑)原因はそこまで忙しくないし、覚えていられると慢心していたことにあります。実際にタスクを忘れることも多く、その事実さえも忘れる始末でした
ただ本書を読んで著者のような多忙な人は「記憶する」でなく「忘れるために」ツールを使っているようです。私は既に入れていたgoogleのto doリストを使うようにしました。googleカレンダーと連携も出来るので便利かなと思います。もしおすすめのツールがあれば教えてください
実際にツールを使うと忙殺されて忘れてしまっていたタスクが一目でわかるのでリマインドに便利でした。それにto doアプリだと完了すると消せるので楽しいです。小さなことでもリストに入れて完了させてやった気になっているわたわたでした
著者の経験で興味深いことがありまして、男女で振るべき仕事が違うという点です。男性脳や女性脳の違いについてはテレビ番組でも取り上げられることが多くなりました。ビジネスで言うと男性は複雑な作業を少数、女性は簡単な作業を複数こなすことに長けているようです。確かに難しい家電の組み立ては男性、家の細やかな掃除などは女性が向いてる気がします。仕事を振る立場の方は頭の片隅に置いておくとチームが上手く稼働するかもしれません
人脈形成に有効なGOOD&NEWとは
コロナの影響でオンラインでのやりとりが増えてきました。入社式もオンライン、会議もオンラインとなると横の繋がりが持てなくなったりします。そこで本書で紹介されていたのが「GOOD&NEW」です
これは最近あった新しいことや良かったことをグループで紹介し合い、拍手をし合う簡単なコミュニケーションです。オンライン上で聞き専になっている方も自分の番が来たら1分話さないといけないので真剣になります。これを4~5人で行うと5分程度で終わるため、手軽に試せるかと思います
私は週末あった事や面白いことは共有しているので、職場でのコミュニケーションはとれています。ただオンライン会議等でたまに会う社員と関わると「この人意外と喋るな」とか気付きがあったりします。なので朝礼等でGOOD&NEWを取り入れてもらうと社員同士の結束が強くなるのではないかと思います
そういえばリーダーの資質を持っている人は5~6人中1人くらいだそうです。そんな状態でもリーダー不足からリーダーが選ばれます。その資質がない人がリーダーになると「急に横柄になる」「仕事を部下に丸投げする」などのパワハラに繋がるようです。確かにリーダーになって間もなくパワハラで降格になった人いましたね(笑)
成功者の真似でなく○○をインストールする
自己啓発書にありがちなのがやり方を真似すれば成功するという勘違いです。参考程度に読むのは良いですがそれに影響されすぎてしまうのはまずいです。例えるとファミコンでPS5のソフトをやろうとしてるようなものじゃないですかね。まぁ、成功してないお前になんて言われたくないという声が聞こえてきそうですが…
ではどうすればいいのか、それは考え方を真似することです。もっと具体的に言うとどうしてそれを試そうと考えたのかというプロセスが重要です。そうしないと再現性がないんです。本書と関係ないですがブルーロックというサッカー漫画でも「ゴールが何故決まったか説明出来なければ再現できない」とあります
段々と成功者の考え方をインストールしていけば、ファミコン→スーパーファミコンのように自分の考え方もアップデートできるでしょう。そうすれば土台は良くなっていきますので、今度は行動量が必要になります。本書にあるように行動量を多くするためにピッパの法則が効果的です。これについては本書を読んでみてください。それでは。
時間最短化、成果最大化の法則 1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム [ 木下 勝寿 ] 価格:1,760円 |