今回は浜口直太著のあたりまえだけどなかなかできない仕事のルールです
本書では社会人として恥じないよう仕事での作法があますことなく紹介されています。わたわたは著者の文庫本を大学生の頃に読んで以来、ずっと本棚に入れているくらい著者のファンです。仕事でのお手本やメンターを探しているような方にはおすすめの一冊です
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なるほどポイント
- 営業の本質は商品でなく○○を売る
- 家庭こそ人間関係を学ぶ原点の場
- やりすぎず、やらなさすぎずが理想
<決定版>あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール [ 浜口 直太 ] 価格:1,320円 |
営業の本質は商品でなく○○を売る
結論から言いますと商品やサービスではなく自分を売り込むのが営業の本質です。わたわたブログでは数多くの営業本を紹介してきましたが、大抵この言葉が書かれています。皆、実績ばかりを気にしすぎて目の前のお客様を軽視してしまいがち。自分がお客様の立場だったらよくわからない人間からの押し売りに時間を使うのも嫌ですよね
私は薬局で働いている薬剤師なので不動産関係の営業電話が結構来ます。こうした営業電話のクオリティはすこぶる酷いので反面教師にさせてもらっています。ちなみにテレアポのアポ獲得確率が数%と言われているのはご存じでしょうか?なので100回中数回成功すれば良いという心持ちなので雑な対応の人ばかりということなんです
本書で印象的なフレーズがありました。それは「職場は人生大学」色々な人がいて人生の大半の時間を費やす場所。確かに私も今の職場で10年くらいになりますが、仕事でも仕事以外でも色々なことがありました。そんな中で人として成長できたと実感できています
そういえばFIREという言葉が流行って早期退職する人が急増した時期があります。確かに仕事がストレスという人にとっては逃れたいものかと思います。しかしFIREした人のほとんどが社会的な繋がりを求めて復職するんだそうです。そういう点でも人生大学だなと思わされます。大学の講義自体はつまらないけど友達と関わるために大学に行くといったように
家庭こそ人間関係を学ぶ原点の場
さきほど職場は人生大学だというお話をしました。そこで仕事人間=正義と勘違いしてしまう人も一定数います。家庭を守るために仕事が最優先で家庭は二の次となってしまう。そうなると気付いた頃には離婚届を出されてしまうわけです
私はバツイチ子持ちのシングルファザーです。離婚した原因は色々ですが、私の配慮のない言葉などもあったと思います。本書でも「家族であっても言っていい事と悪いことがある」とありました。男からすると奥さんは母親くらい近しい存在に思えてきます。そうなると言葉遣いが雑になったりすることがあったようです。こうした対応なども元嫁の浮気に繋がってしまったのかなと反省します
本書では夫婦関係を破綻させないために「緊急ではないけど重要なことをおろそかにしない」とありました。これはビジネスでも当てはまることです。こうしたことが積み重なると人はイライラがいつか爆発しまうのです
そういえば女性のイライラはコップの水と表現されるのをご存じでしょうか?女性にとって日頃のイライラはコップに水がたまるように溜まっていきます。そしていっぱいになると爆発するわけです。なので男性からすると昨日まで何も言われなかった靴下の脱ぎ方等で怒られて困惑するわけです。価値観の擦り合わせを日頃していればこうした衝突を避けることが出来そうですね
やりすぎず、やらなさすぎずが理想
本書では私の仕事で重要視する点について紹介されていたので取り上げました。私も仕事では7割くらいの出力で結果を出すというスタンスを意識しています。なのでやりすぎず、やらなさすぎずに合致していると思います。仕事における軸をハッキリさせることが大切ですね
ただずっと丁度いいを続けていると自分の成長が止まってしまいます。なので「自然体で背伸びする」ことも大切だと著者は言います。しかし一時加熱した自分磨きブームも冷めてきています。世の中の人が前ほど仕事での成長=自分の幸せとは考えなくなっているのかもしれません
それ以前に仕事に行くのが嫌でたまらない人もいるかと思います。そんな方には「仕事の一端でもいいから好きになる」ことをおすすめします。学校で例えると授業はつまらないけど部活は好きだから行くのような感じです。あとは嫌いと思っていることでも見方を変えると好きになることって意外とありますよね?感じ方は良くも悪くも自分次第なんです
いかがでしたでしょうか?わたわたは著者の文庫本を昔買っていまだに読んでいるくらいの読者です。ビジネスマンだけでなく人として学べることが多い1冊になっています。気になった方は是非読んでみてください。それでは。
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