【書評】アイドル2.0 コムドットやまと著わたわたによるポイント3選

今回はコムドットやまと著のアイドル2.0です

　本書はコムドットのリーダーであるやまと氏の2作目の書籍になります。前作は「僕」だったのが今回は「私」と語り口調が堅めに変わっています。これは冒頭にも説明があり、前作とは違うものにしたかったからとありました。確かに前作と被る内容もほとんどなく飽きがこない構成になってました。ただ人気すぎて書店でなかなか手に入れるのが難しいそうです（笑）重版されるまで待ちましょう

　前作の聖域は自己紹介に近い内容でしたが、本書はyoutuberとしてどのように成功したのかにフォーカスされています。現状では3冊目の出版予定はないそうですが次の作品も気になる所です

関連する記事はこちらからどうぞ。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。

なるほどポイント

友達と仕事するとなぜ失敗するのか⁉
リーダー論に正解なし、その理由とは
収益は5人で月15万…あなたに耐えられるか

アイドル2．0 [ コムドットやまと ]

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感想(5件)

友達と仕事するとなぜ失敗するのか⁉

　誰しも自分のビジネスを持ちたいなと思っていると思います。そんな時に声をかけるのは仲がいい人や友達じゃないですか?ただ実際にこれで成功している著者が落とし穴について警鐘を鳴らしています。コムドットは地元ノリを大切にしていて、メンバー5人が幼馴染構成となっています。成功の過程で友達であるが故に障害があったそうです

　一番の障害は「言いたいことが言えない」だそうです。私からすると友達だからこそ言いたい放題じゃないの？と思いましたが逆なんです。友達関係と仕事関係は明確に分けるのが難しいそうです。なので安易に友達とビジネスをするのは良くないようです。私は他人に依存した状態でビジネスをしたくないので、一人で完結するビジネスを考えだしました

　ちなみに著者は仕事は70点くらいで良いと主張します。私も65点ですぐに提出して方向修正してもらう癖を仕事でもつけています。ただ著者は私の理屈ではなく「伸びしろ」を残しておきたいだからとのこと。これは視聴者の期待がどんどん上がってくるため、伸びしろを残しておけば飽き防止になるからだそうです

リーダー論に正解なし、その理由とは

　これがピンとこない方は子育てに置き換えてもらうとわかりやすいかもしれません。子育て本に書いてあることを実践しても、義母からあーしろ言われても状況が違うので当てはまらないですよね?リーダー論もこれと同じなので、愚直に本の内容を遂行しても部下からパワハラ認定されるかもしれません

　ただ著者の経験からすると「人は任されることにより成長する」という結論に至ったそうです。先述した通り、友達に仕事を振るのは苦労したようです。これに対して著者は自己分析を一対一で行うことにより、その人にしか頼めない仕事を選んでいたんです。まさに適材適所ということですね。著者がオススメしている自己分析の本が有名なストレングスファインダーです。自己分析に興味ある方はやってみてください

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感想(75件)

　まだチャンネル登録者数が3000人くらいの時に成人式でスピーチを頼まれたそうです。著者はこれはコムドットの告知のチャンスだと考え、告知をしたそうです。勿論、そんな告知をしようとすれば事前に止められますよね。なので仮の原稿と本番用の原稿を用意して告知を成功させたようです。何にでもチャンスに変える行動が成功につながるという良い例かなと思います

収益は5人で月15万…あなたに耐えられるか

　こうしたyoutuberの成功を観ると自分にも出来るかも⁉と安易に思ってしまう方もいるかもしれません。ただ本書にもありますが、コムドットの収益は良い時で15万円だった時期があるそうです。そうした下積みが誰にでもあるので売れるまで頑張る必要があります。私も収益全然ありませんが、ブログの更新を頑張っています。それはお金のためではなくてこのブログを子供達に残してあげたいという想いがあるからです

　著者は事務所の経営もしていて社員は基本的に自分でスカウトするです。その時に色々な質問をして最後に「最初の6か月くらいは最低限の賃金しか出せない」と伝えるそうです。これは使いっぱしりにしたいわけでなく、自分たちの下積み時代の気持ちを共感してもらうため。つまりお金が目的ではなく別のモチベーションでコムドットを支えることが出来るかどうか試すためなんだそうです。私が既述したブログのモチベーションに近いと思います

　最後に声かけでの成功例ではないですが「今日中に300人増やさないといけないので‼」と数字ベースで伝えたそうです。こう言われると自分のチャンネル登録でこの人らのためになると考えますよね。ふと献血のAB型が○○人不足しています!という表示を思い出しました。これと同じように心理的にも自分事に考えられるかなと思います。ちなみにコムドットの真似をして駅前とかで声掛けするのが売れていないyoutuberの登竜門となっているようです。聖域と語り口調も変わって飽きがこない書籍でした。それでは。