今回は薬局で普段、抗原検査とPCR検査をしている薬剤師が「ぶっちゃけどっちがいいの?」に答えます。BA5が猛威を振るっている中、検査の需要も日々増えてきています
まず病院でやるPCR検査と薬局のPCR検査は別物と考えた方が良いです。それについても下記で説明していきます。それと唾液なのか鼻綿棒なのかも受ける前に確認した方が良いです
また無料検査には無症状であることや濃厚接触者でないことなど、都道府県ごとに要件が異なります。そちらもご確認ください
関連する記事はこちらからどうぞ
抗原検査の方がPCRよりオススメな理由3選
- PCRは結果が出るのに数日かかる
- アドレス登録などにも時間がかかる
- 唾液を出すのに苦労する方がいる
PCRは結果が出るのに数日かかる
薬局のPCR検査での一番のネックが結果が出るのが数日後ということです。何故かというと検査機関に郵送しなければいけないからです。郵送時の紛失リスクも少なからずあることも考える必要があります
また「精度はどう違うのですか?」とよく聞かれます。これは諸説ありますが、素人が自分でやる時点で精度もへったくれもないと思ってます。要はちゃんと検体を採取できるかどうかも怪しいわけです。抗原検査なら失敗してもやり直せば良いですが、PCR検査は失敗がわかるのも数日後です
アドレス登録などにも時間がかかる
薬局で受けるPCR検査で特に面倒なのがアドレス登録です。これは検査機関から結果通知を受け取るために必須なのです。なので高齢者や外国人の方にはハードルが高いです
また1人1アドレス必要なので、6人家族などでは6個アドレスを用意しなければいけません。これもよく驚かれるポイントですね
大体のアドレス登録時間は優秀な人で10分です。最長で2時間がありました。若い人でも結構苦戦するようで時間がかかります。検査時間+アドレス登録時間+同意書記入時間がかかるので検査希望の方は時間に余裕を持ってください
ちなみに抗原検査では検査後15分で結果が出るので、薬局に来てから大体30分くらいで結果通知を受けて帰ることが出来ます。
唾液を出すのに苦労する方がいる
薬局で受けるPCR検査は大抵唾液です。私もやってみましたが、唾液出せと言われて出すの結構大変なんです。実際に唾液でないですと断念される方もいました
抗原検査は大抵鼻綿棒ですが、強いて言うなれば小さいお子様をもつ親御さんは大変です。基本的にギャン泣きになりますから、子供が小さい場合は大人2人以上で来られると良いです
ちなみに抗原検査=抗体のあるなしを検査すると勘違いされている人がいますが全然違います。コロナの抗原が現状体内にあるか、つまり感染してるかどうかがわかります。検査希望の方は薬局に直接確認してみてください。それでは。