書評

【ビジネス】元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法 シンパパ薬剤師わたわたによる解説

 今回はジャック・シェーファー著の元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法です

 本書は元FBI捜査官の諜報活動で用いられるテクニックが詰め込まれています。自分が情報を引き出したい時と逆に自分の情報が引き出されそうな時にも有効です。信頼関係の構築などは日常でも役に立つ内容かと思いますので、気になった方は読んでみてください。

  人間関係に関する記事はこちらから。今回もなるほどポイントを3つ紹介していきます。

なるほどポイント

  1. 相手との信頼関係を深めるための好意シグナル3選
  2. 子供に対する有効的な諜報策とは
  3. 認知的不協和を利用した引き出し法

元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法 [ ジャック・シェーファー ]

価格:1,760円
(2022/3/11 10:19時点)
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相手との信頼関係を深めるための好意シグナル3選

 FBI捜査官といえどもドラえもんの道具を使う訳ではないので、すぐに情報を引き出すことは難しいです。まずは相手との信頼関係を築くために行う、好意シグナルというものがあります。

 それは「アイブロウフラッシュ」「しっかり笑顔」「ドックパドゥン」の3つです。今回はドックパドゥンだけ紹介していきます。

 ドックパドゥンは私が勝手に命名しました。犬を飼ってる方ならわかると思うのですが、変な音出すと「え!?」みたいな顔して顔を傾けませんか?あのしぐさを笑顔しながらすると、効果的なんだそうです。小悪魔女子が使っていそうな手ですが、FBI捜査官が使うくらいですから効果あるのでしょう。

子供に対する有効的な諜報策とは

 子供や大人にも有効な引き出し方法として「第三者話法」があります。あたかも第三者の話題を振ってるようにして核心に迫る方法です。

 子供に対しては「最近フォートナイトで課金してる小学生多いみたいじゃない、課金って必要だと思う?」と聞けば、自分について直接聞かれてないからガードが緩みます。この時の反応を見て、反応1つ1つを加味して消去法でうちも課金勢だと判断する訳です。

認知的不協和を利用した引き出し法

 認知的不協和というのは間違いをそのままにしたくないという感情です。人の話の腰を折ってまで訂正する空気の読めない人いませんでしたか?私ですね(笑)これは諜報活動でも多用されるそうです。

 例えば、「今日はいい天気ですね」と言えば「さっきから雨降ってますよ」と現在の天気情報を引き出せます。屋内にいれば天気の変化に気が付かないので意外と有効なテクニックです。

 また人は自分の情報はなかなか出しませんが、他人の情報ならすぐに出したりします。自分は情報通だよとマウントをとりたい人が少なからずいるのです。こうした内容に興味があれば一度本書を読んでみてください。それでは。

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